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特集「綾門大綱復興ゆいフェスティバル」

琉球王国の冊封を祝い、琉球王国の安寧と繁栄を願い行われていた綱曵き「綾門大綱」(アイジョーウーンナ)。この大綱は、全長216mもある琉球最大の大綱で、三頭貫(ミーチカニチ)という頭貫(カニチ)が3本あるのが特徴と伝えられています。残念なことに、明治31年に綾門大綱の形式で曵いたのを最後に途絶えてしまいました。

平成19年度 第4回綾門大綱復興ゆいフェスティバル

平成16年より実施されてきた「綾門大綱復興・ゆいフェスティバル」。今年はその結実として、首里城公園開園15周年記念「綾門大綱(アイジョーウーンナ)」が10月27日(土)に開催されました。
本番に向け夏から始めた綱編み作業には、暑い中、たくさんの方々のご協力を頂きました。














109年ぶりに復活させた今回の綾門大綱。玉陵前の綾門大道を埋め尽くした観客の数は1万人(主催者発表)。

旗頭演舞には、地元首里地区より、首里平良町・城東ハイツ・石嶺町・金城町・当蔵町が参加、那覇地区からは泊・安里・牧志が参加しました。
プログラム内の演舞には、首里クエーナ保存会や首里王府路次楽保存会、文武館のが参加、今年のガーエー(武器を持たないことを表現)にはタオファクトリーさんの指導のもと、首里高校の生徒の皆さんが頑張ってくれました。そして、当蔵町てぃむち会と平良町子供会の子ども達も元気な演舞を見せてくれました。

夜空に高々と挙げられた旗頭、鳴り響く鐘の音と勇壮なかけ声が響く中、東西に分かれて綱曵きが行われ最後は参加者全員によるアッチャメーで幕を閉じました。

今回もたくさんの参加者の皆さん、そしてたくさんの方々のご協力を得て大盛況のうちに終了致しました。ありがとうございました

本番前の安全祈願を行いました 旗頭も続々と入場
今年は琉球王もご鑑賞。見事な衣装です 佐久本会長の挨拶と宮里先生の琉歌
夜空に灯籠が美しい旗頭 首里王府路次楽保存会の皆さん
文武館の皆さん 首里高校生の皆さんによるガーエー
かわいい子供達も。。楽しそうです かぎやで風を演舞してくれました