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要請活動

2020年1月7日、首里城公園首里杜館にて、首里5団体(首里振興会、古都首里のまちづくり期成会、首里自治会長連絡協議会、御茶屋御殿復元期成会、すいまち研)から玉城デニー知事に「首里城の早期再建及び地域復興の推進を求める要請」を行いました。その際の文書を以下の通り公開します。


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2020(令和2)年1月7日

沖縄県知事

玉城 デニー 様

首里振興会 理事長 玉那覇美佐子

古都首里のまちづくり期成会 会長 玉那覇 有紀

首里自治会長連絡協議会 会長 宮良 吉雄

 NPO 法人首里まちづくり研究会 理事長 伊良波 朝義

御茶屋御殿復元期成会 会長代行 田中千恵子


首里城の早期再建及び地域復興の推進を求める要請


 2019年10月31日は、私たちにとって永遠に忘れられない日となりました。未明に首里城正殿で発生した火災が瞬く間に燃え広がり、北殿、南殿が炎に飲み込まれ、さら に書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどうん)、二階御殿(にーけーうどう ん)、奉神門に次々と延焼し、あわせて7棟・約4,800平方メートルが焼け落ちました。炎の中に崩れゆく正殿を、現場、または、ニュースの映像で見て、多くの方が胸の締め付けられる思いをしたことでしょう。衝撃的な信じ難い光景に、誰もが目を疑い、涙を流し、深い悲しみと喪失感に覆われました。

 

 先の大戦で焼失した首里城は、県民の願いと多くの皆様の応援と努力で 1992年沖縄 の本土復帰20周年を記念して復元され、2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。


 琉球王国の象徴から県民の象徴として蘇った首里城は、沖縄のアイディンティティの形成、伝統文化や芸能の保存継承、万国津梁として平和交流と世界・アジアの交易展開 などを推進していく要(かなめ)として県民のよりどころであり誇りとなってきました。


 今回の災難に全国各地、海外からも温かいメッセージ、たくさんの激励が続々と寄せ られています。心に染みて大変にありがたく、深く感謝するとともに必ずやその真心に応えていこうとの決意に立たせていただきました。


 よって、私たちは、世界に誇る文化遺産・首里城の早期再建及び周辺の構成文化財・ 施設等の復元による地域復興を実現するため下記事項を強く要請いたします。



1.出火原因の究明及び防火設備・体制の検証については、専門家らによる「事故調査 委員会」等を結成して、再発防止策の確立とともに全国の世界遺産・国宝等の防火・ 防災体制の見直し検討の糧とすること


2. 地域経済への影響を抑える対策と取り組みを官民一体となって進めること


3. 首里城再建にあたっては、首里城と関連する文化遺産群(中城御殿、御茶屋御殿、 円覚寺等)の段階的な復元整備を盛り込み、更なる地域復興を推進する総合計画を策すること


県知事におかれましては、上記内容をご理解いただき、その実現へ向けてご尽力を賜 りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

以上

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2019年12月27日に、首里の5団体(首里振興会、古都首里のまちづくり期成会、首里自治会連絡協議会、御茶屋御殿復元期成会、すいまち研)で、沖縄県議会の新里米吉議長ならびに城間幹子那覇市長に、「首里城の早期再建及び地域復興の推進を求める要請」を行いました。その際の文書と写真を以下の通り公開します。


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2019(令和元)年12月27日

沖縄県議会

議長 新里 米吉 樣

首里振興会 理事長 玉那覇美佐子

古都首里のまちづくり期成会 会長 玉那覇 有紀

首里自治会長連絡協議会 会長 宮良 吉雄

 NPO 法人首里まちづくり研究会 理事長 伊良波 朝義

御茶屋御殿復元期成会 会長代行 田中千恵子


首里城の早期再建及び地域復興の推進を求める要請


 10月31日は、私たちにとって永遠に忘れられない日となりました。未明に首里城正殿で発生した火災が瞬く間に燃え広がり、北殿、南殿が炎に飲み込まれ、さらに書院・ 鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどうん)、二階御殿(にーけーうどうん)、奉神門に次々と延焼し、あわせて7棟・約4,800平方メートルが焼け落ちました。


 炎の中に崩れゆく正殿を、現場、または、ニュースの映像で見て、多くの方が胸の締 め付けられる思いをしたことでしょう。衝撃的な信じ難い光景に、誰もが目を疑い、涙 を流し、深い悲しみと喪失感に覆われました。


 先の大戦で焼失した首里城は、県民の願いと多くの皆様の応援と努力で1992年沖縄 の本土復帰 20周年を記念して復元され、2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産 群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。


 琉球王国の象徴から県民の象徴として蘇った首里城は、沖縄のアイディンティティの 形成、伝統文化や芸能の保存継承、万国津梁として平和交流と世界・アジアの交易展開 などを推進していく要(かなめ)として県民のよりどころであり誇りとなってきました。


 今回の災難に全国各地、海外からも温かいメッセージ、たくさんの激励が続々と寄せ られています。心に染みて大変にありがたく、深く感謝するとともに必ずやその真心に 応えていこうとの決意に立たせていただきました。


 よって、私たちは、世界に誇る文化遺産・首里城の早期再建及び周辺の構成文化財。 施設等の復元による地域復興を実現するため下記事項を強く要請いたします。



1.出火原因の究明及び防火設備・体制の検証については、専門家らによる「事故調査 委員会」等を結成して、再発防止策の確立とともに全国の世界遺産・国宝等の防火・ 防災体制の見直し検討の糧とすること 


2. 地域経済への影響を抑える対策と取り組みを官民一体となって進めること


3. 首里城再建にあたっては、首里城と関連する文化遺産群(中城御殿、御茶屋御殿、 円覚寺等)の段階的な復元整備を盛り込み、更なる地域復興を推進する総合計画を策 定すること


上記内容を実現するため県議会において意見書、決議の採択を要望申し上げます。

以上

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2019年11月29日、沖縄県土木建築部長に当会含む首里地域の4団体連名で龍潭周辺整備についての要請をおこないました。

その際の文書を以下の通り公開します。


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龍潭周辺の整備のお願い(要請)


城西小学校区まちづくり協議会 会長 宮良吉雄

首里振興会 理事長 玉那覇美佐子

NPO法人首里まちづくり研究会 理事長 伊良波朝義

古都首里のまちづくり期成会 会長 玉那覇有紀


拝啓 時下、ますますご健勝のこととお喜ぴ申し上げます。

平素は、首里のまちづくりにご協力いただき、厚くお礼申し上げます。

さて、龍は古都首里の首里城のふもとにあり、首里城の威容を増し、万人の遊息の 地とするため、1417年に尚巴志が懐機に作らせた池と言われております。地元の住民の憩いの場、また子供達の遊びの場として昔から親しまれてまいりました。また、近年は観光客にとっても首里城と併せて池の散策を楽しむなど、その価値が高まってきております。

現在、沖縄県に於きましては、中城御殿の復元のため「中城御殿跡地整備検討委員会」を平成24年に立ち上げ、3年にわたり検討がされてきており、その中で龍の東側の松崎馬場の整備も合わせて整備をする検討がされており、大変関心を持っており、その実現を沖縄県民は首を長くして待っております。

私どもは、龍を首里地域の財産ととらえ、城西小学校区まちづくり協鏃会、首里振興会、NPO法人首里まちづくり研究会、古都首里のまちづくり期成会が主催し「龍を楽しむ会」を一昨年に立ち上げました。


毎年暑さが過ぎた頃に、龍潭をみんなで清掃し、そのあとで地域のおじいちゃんたちによる龍潭の昔話などを楽しんでいます。


しかしながら、我々の力だけでは手に負えない基本的な整備が必要であります。つきましては、上記の龍潭周辺の整備につきまして、下記事項の実現に向けてご高配のほどよろしくお願い致します。


1.現在、遊歩道の周辺は雑草や雑木が繁茂し人々の目が届きにくく、不審者などがたむろするなど、観光客、子供や高齢者、女性にとって暴力事故、 性犯罪のおそれがあります。また、ハブの咬傷のおそれも無視できません。 そして、池の周辺の一部が通行止めになっているなど、憩いの場所としては 不十分であります。龍潭周辺の遊歩道が安心・安全に散歩できるような整備 が必要です。 よって、龍を一周する遊歩道が安心・安全に散歩できるように整備をしていただきたい。


2. 龍潭の西側の整備について 

龍潭の西側(城西小学校側)は、中城御殿の復元の整備には含まれていないとお聞きしています。先に述べた龍潭周辺全体の安心・安全のためにはどう しても中城御殿の復元の整備に合わせて龍潭の西側(城西小学校側)の整備も合わせて実施することが必要です。よって、中城御殿の復元の整備に合わせ、龍潭の西側も整備していただきたい。


以上

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首里まちづくり研究会では、古都首里のまちづくり期成会との連名で、龍潭周辺の樹木の整備等について、沖縄県教育庁と沖縄県土木建築部へ要請書を提出いたしました。

詳細内容については、下記のPDFからご覧いただけます。

龍潭周辺の樹木の整備等の要請(PDF)
首里まちづくり研究会では、古都首里のまちづくり期成会との連名で、綾門大道周辺の歴史景観の再現促進に伴う首里高校側石垣整備等について、沖縄県教育委員会へ要請書を提出いたしました。

詳細内容については、下記のPDFからご覧いただけます。

綾門大道周辺の歴史景観の再現促進に伴う首里高校側石垣整備等についての要請(PDF)
首里支所庁舎
平成19年2月那覇市議会定例会において、首里支所庁舎は久場川市営住宅建替え地域への移転が決定しています。

移転後の用地所管について、首里自治会長連絡協議会とNPO法人首里まちづくり研究会の連名で、那覇市議会議長へ陳情書を提出いたしました。

内容についてはPDFでご覧いただけます。
現首里支所庁舎移転後の用地所管について