イベント

「首里杜会議ワークショップ」のご案内

首里城復興基本計画に、地域住民の声を届けよう!首里杜会議ワークショップ

「50年後、どんな首里のまちにしたいですか?皆さんの知恵をお貸しください」ご案内

 首里杜会議が行ってきた提言概要案に関する活動の経緯、提言概要案の内容についての説明を行った上で、テーマ別に分かれてグループワークを行い、内容を共有します。(ワークショップで出た意見については、首里杜会議で具体的な議論を行った上で提言書の形式に整え、沖縄県と那覇市に提出します。)

※お電話での申込みは首里まちづくり研究会事務局まで
Tel:050-5309-5336

開催概要

開催日時:11月26日(木)18:30~

会場:首里公民館 大ホール

主催:首里杜地区まちづくり団体連絡協議会(首里杜会議)

古都首里のまちづくり期成会、首里振興会、御茶屋御殿復元期成会、NPO法人首里まちづくり研究会、城西小学校区まちづくり協議会、首里三ヶ城南校区まちづくり協議会

グループワーク

グループワークは2020年4月に発表された「首里城復興基本方針」のうち、首里杜地区住民の生活と深い関わりがある項目を中心に行う。

【グループA】
基本方針6 「新・首里杜構想」による歴史まちづくりの推進 (1)歴史を体現できる風格ある都市空間の創出 (2)首里城公園及び周辺地域の段階的整備
※文化財の復元や史跡の整備、都市計画や道路整備の話をしたい方はこちら

【グループB】
基本方針6 (3)交通環境の整備 ※道路渋滞、新交通システム、交通弱者対策などの話をしたい方はこちら

【グループC】
首里杜会議オリジナルの項目 ICTを活用したまちづくり ※情報発信、ICTの利活用に関する話をしたい方はこちら

【グループD】
基本方針7 歴史の継承と資産としての活用 (1)多様で魅力ある観光資源の活用 
※観光客向けに(+県民向けに首里の歴史を発信するためにも)首里を周遊する仕組みについて話をしたい方はこちら

【グループE】
基本方針7 (2)平和を希求する「沖縄のこころ」の発信 
※32軍司令部壕の整備をはじめとする首里の戦跡、平和学習の場としての活用などについて話をしたい方はこちら

【グループF】
基本方針7 (3)次世代を担う子どもたちへの継承 
※首里地域で育つ子どもたちが首里に誇りを持てる教育について、学びの場としての歴史資源の活用などについて話をしたい方はこちら

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当日はマスク着用でお越しください。
※発熱その他、体調不良の方はご遠慮ください。 
※検温、参加者情報として連絡先のご提供、体調管理シートへの記入、手指の消毒など感染防止対策へのご協力をお願いします。

首里杜会議って何?

「首里杜地区まちづくり団体連絡協議会」の略称です。沖縄県が今年度策定する「首里城復興基本計画」に地域住民の声を反映させてほしいと考え、首里杜地区で活動する6つのまちづくり団体が集まり、2020年6月に設立されました。

首里杜地区ってどこのこと?

昭和59年に沖縄県が策定した「首里城公園基本計画」の中で提唱された「首里杜構想」では、首里城を中核とする一帯を「首里杜地区」と定義。具体的には、県道82号線(環2)と県道28号線(桃原線)、崎山松川線(金城ダムの通り)に囲まれた一帯を「首里杜地区」とし、その周辺を「首里歴史的風土保全地区」と位置付けています。

これまでどんなことをしてきたの?

首里杜会議では地域住民の意見を集約することを目標に、調査や議論を行ってきました。首里まちづくり研究会の自主事業「観光と首里 まちづくりシンポジウム勉強会―首里杜構想と首里のまちづくり―」、「観光と首里 まちづくりシンポジウム」(オンラインで2回開催)、「みんなで考えるサステイナブルなまちづくりワークショップ」(オンラインで3回開催)と並行する形で、少人数でのワーキンググループを立ち上げて調査・検討を重ね、やっと提言の概要案を作成するところまでこぎつけました。

なぜ「50年後」の話をするの?

シンポジウムやワークショップでは有識者から「首里のまちづくりには百年の計が必要なのでは」「行政の計画は10年ひと区切りになりがち」「行政の担当者は3年単位で異動する。だからこそ長く継続できる仕組みが必要」という意見が出ました。また、首里杜会議で議論を重ねるうち、「課題解決を考えることも大切だが、短いスパンで目先のことだけを考えてのまちづくりでいいのか」という視点が内部からも生まれ、「さすがに『百年の計』は雲をつかむような話。だが50年ではどうだろう」という話に集約されていきました。

・首里城復興基本計画に含まれる「新・首里杜構想」のあるべき姿は、首里城を核とした首里地域のグランドデザインである。構想である以上、大きな方向性を示すべきで、そこには主役であるはずの住民の声を反映させてほしい。何かキーワードがほしい。

・50年後の話なら目先の現実にとらわれず、理想を語ることができる。

・約50年前に作られた那覇市民憲章には「時間を守ろう」「公共物を大切にしよう」と今では当たり前のことが書かれている。例えば海洋博覧会に伴う道路整備については「道路ができたら那覇から遊び人が来て、やんばるの青少年の風紀が乱れる」などと大真面目に反対する人もいた。それでも当時、50年後をしっかり考えてくれた先輩がたのおかげで、現在の沖縄がある。我々は、子や孫の世代に「誇れる首里」を築き、50年後に笑われるぐらいの「当たり前」を生み出すことが必要ではないか。

・もっと多くの地域住民に参画してもらうため、問いかけ形式にしてはどうか。

などの意見から「50年後、どんな首里のまちにしたいですか?」というフレーズが生まれました。

今回のワークショップでは、さらに幅広い住民の意見を求め、この「提言概要案」に肉づけしていくことを目的としています。ぜひ、皆さんの知恵をお貸しください。

参加を呼びかけている団体、個人

 首里杜地区にある教育機関、地域に根差した活動を行っている各団体を中心にしていますが、歴史保全地区の住民や関係者の方、「首里のまちづくり」に興味のある他地域住民の方、「首里のまちづくり」を研究している大学生・大学院生などに参加を呼びかけています。

・首里杜地区の全自治会
・城西小、城南小、首里中、首里高の各学校とPTA
・県立芸大
・養秀同窓会
・地域包括センター

・小野ゼミ、越智ゼミなどすでに首里杜地区で調査・研究をしている琉大の学生 

★首里歴史保全地区の方、そのほか ・首里杜会議構成団体(期成会、振興会、御茶屋御殿、城西まち協、城南まち協、すいまち研)